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山陽3000系3050形3068編成(新工法アルミ車量産車1本目)、デビューから41年もほぼ原形のまま活躍中

その他私鉄 2022.11.21

小原正裕(兵庫県)

土休日運転の高速神戸発姫路行きS特急の運用に入った3068編成。

‘22.11.13 山陽電気鉄道本線 西代

 山陽3000系3050形の新工法アルミ車の量産車第1陣となった3068編成4連は、デビュー41年目の2022年もほぼ原形のまま活躍している。

 同編成は1981年製で、新工法アルミ車の試作車3066・3067と異なり、4両全車が無塗装車体でデビューした。前面表示幕は手動式のままである。また、側面の電動式表示幕は「S特姫路」の表示がないため「S特急」と表示する。S特急の停車駅は平日運転の下りの阪神神戸三宮発姫路行きの場合、元町、高速神戸~月見山間各駅、須磨、滝の茶屋、垂水、霞ヶ丘、明石、藤江、東二見からの各駅である。西元町と直通特急停車駅の舞子公園は通過、東須磨は下りS特急のみ停車で、上り神戸方面行きのS特急は通過である。

編集部追記】山陽電鉄3000系は、当初の数編成がアルミ合金製車体として登場したものの、主にコスト上の問題でその後の増備が鋼製車体に移行。1972年以降に登場の新製冷房車である3050系もその流れで鋼製車として製造されていたが、1981年に新工法(押出形材の多用など)を採用してコスト削減を図ったアルミ合金製試作車2両(3066・3067)が登場。この2両は編成を組む鋼製車に合わせて塗装仕上げされていたが、本記事の題材である3068編成以降は無塗装仕上げ(赤帯のみが入る)で登場し、現在に至っている。

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P:小原正裕

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