185系

鉄道投稿情報局

信越本線の快速列車として、特急「しらゆき」用E653系1100番代が代走

JR東日本 2022.08.14

鷲澤拓弥(新潟県)

いつもの車両と異なり、困惑している利用者も見受けられた(左)。

‘22.8.11 信越本線 新津

 2022年8月3日に、新潟県村上市・関川村、山形県・福島県の一部区域を襲った大雨により、 新潟支社では車両不足が発生した。通常E129系で運転されている快速列車(3481M)は、8月7日より車両を変更して特急「しらゆき」号で使用されているE653系1100番代が代走した。

 全車自由席とし、各駅では車両変更に伴う案内もされた。なお、代走となった列車の運用は、新潟→直江津(3374M)・直江津→長岡(3371M)・長岡→新潟(3481M)というものであった。

 2022年ダイヤ改正後に快速「信越」号が廃止されて以来、特急が停車しない矢代田・三駅・宮駅・来迎寺・犀潟にE653系1100番代が停車するシーンを久し振りに見ることができた。

編集部追記】快速「信越」は、直江津~新潟間で1日1往復運転されていた座席指定制の快速列車で、E653系1100番代を使用していた。設定された期間は2021~22年の1年間と非常に短命だったが、その起源は1994年に485系使用で運転開始された「らくらくライナー」で、その後列車名や乗車方法の変更を受けつつ、長年特急型使用の快速列車として運転されてきた。今回、経緯は異色なれど、その伝統が一部復活したような形と言える。

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