【山陽電鉄】「異色」の3619号、引退へ…「Last Run White Angel」の ヘッドマークを掲出

西島佑紀（兵庫県）

先頭車両と、2・3両目で車体の色味が少し異なるが、1両目は塗装による灰白色、2・3両目はアルミ無塗装の色味なのである。

‘22.4.23　山陽電気鉄道本線 手柄〜亀山

　2022年4月22日から、山陽電鉄3050系3100編成の3619号の引退を記念して「Last Run White Angel」ヘッドマークの掲出が始まった。1969年11月8日〜2022年5月5日の53年間の活躍に幕を閉じるということがヘッドマークに記されている。

　山陽姫路寄りの3619号車だけでなく、神戸寄りの3100号にもヘッドマークが取り付けられており、3619号引退後、残される3100号-3101号の動向も注目される。

【編集部追記】この3両編成は、3100号-3101号がアルミ製、3619号が鋼製車体を持っており、アルミ車の外観が無塗装の銀色であるのに合わせ、3619号は車体を灰白色に塗装している（通常の鋼製車はクリーム地に赤と黒の帯）。ヘッドマークに記された「White Angel」とは、同車のその特徴から発生したニックネーム。なお、3100号-3101号は1983年竣工とまだ比較的新しい車両だ。