BEC819系「ZG編成」初の単独博多運用を開始

津村潤之介（福岡県）

博多駅で出発の準備をする819系ZG002編成。

‘22.4.14　鹿児島本線 博多

　直方運輸センター所属若松運用車であるBEC819系ZG002編成が単独で福北ゆたか線の博多運用に就いた。このような営業運転に充当されるのは運用開始後初めてだと思われる。当運用は通常直方所属の817系VG編成が単独で担当している。BEC819系若松車の博多運用は通常、朝夕ラッシュ時にVG編成と併結した4連もしくは6連の長編成運用のみである。

　2022年3月のダイヤ改正でZG編成単独の黒崎往復運用という非電化区間を走行しない単独運用も発生しており、今後も活躍の場を広げていくのか、注目したい。

【編集部追記】BEC819系は交流用蓄電池式電車で、電化区間ではパンタを上げて架線からの電力で走行、同時に蓄電池への充電も行い、その電力で非電化区間も走行することができる。