185系

鉄道投稿情報局

北陸鉄道石川線の初詣列車が年またぎから昼間に変更

その他私鉄 2022.01.05

宮島昌之(石川県)

2021年度の初詣参拝客向け臨時列車は正月三が日の昼間に運転された。新西金沢での臨時列車相互の交換は特に珍しい光景である。

‘22.1.1 北陸鉄道石川線 新西金沢

 北陸鉄道の石川線では、白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ=白山さん)へ初詣に訪れる参拝客向けに、正月三が日の昼間に臨時列車を1日当たり4往復運転した。

 同線では例年大晦日の夜から元旦まで、地方私鉄では珍しい臨時列車による終夜運行を2019年度まで実施していたが、コロナ禍の影響で2020年度は年が明けた2021年1月1日鶴来2:40発が臨時の最終列車となり、さらに2021年度は年をまたぐ臨時運行そのものが取り止めになった。

 しかしながら正月三が日の昼間に臨時列車を運転することで、参拝客の人流の集中を緩和し分散参拝を促す効果も期待できそうだ。コロナ禍による影響は、長年続く風物詩でもあった地方鉄道の運行形態まで大きく変えてしまった。

 なお、「白山比咩神社初詣臨時運行」ヘッドマークは、モハ7101+クハ7111およびモハ7102+クハ7112の鶴来方に掲出されていた。

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