小原正裕(兵庫県)
鋼製のステップのまま残る1501F。‘19.11.10 神戸電鉄公園都市線 ウッディタウン中央
神戸電鉄の1500系1501Fが現在もほぼ原形のまま活躍している。1500系は1991年に1000系列の最終装備車として3連2編成が登場、同年に横山ーフラワータウン間で部分開業した公園都市線ではワンマン運転が行われるため、当初よりワンマン仕様で登場した。2000年代に入ってから、1000系列は側扉の鋼製のステップが老朽化してきたため、順次ステンレス製のものに交換が進んだが、現在1000系列では1501Fのみが鋼製のステップのまま残り、先頭車前面の表示幕装置の英文字化、転落防止用外幌の設置などを除けばほとんど原形に近い。1500系の台車はゴムばねを採用し、軸箱支持は軸梁式で空気ばね台車ではない珍しい台車である。1501Fは側扉のステップの交換は今後行われる可能性が高いが、車齢も若いため今後の活躍も期待される。
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