武内 智(東京都)
紫陽花が咲く箱根山で、最後のツリカケサウンドを鳴り響かせるサンナナ。
‘19.7.5 箱根登山鉄道 大平台ー宮ノ下
7月5日に箱根登山鉄道モハ1型103-107編成が、箱根湯本ー強羅間で貸切列車として運転された。これは引退記念ツアー「ツリカケサウンド満喫コース」で、午前と午後それぞれ設定された。
103―107編成こと通称サンナナ車内では、往復共に自動放送や案内放送は終点までなく、床の一部にシートが設けられ、直に録音機器を置いたり、耳を床に当てて走行音を楽しむことができ、ツリカケサウンドを満喫できる内容だった。車籍上、箱根登山鉄道開業時から約100年に渡り走行し、最後の吊り掛け駆動車両ということもあり、走行音を楽しんだり沿線で撮影している方も多く、大変賑わった。