宮島昌之(石川県)
「令和」改元記念ヘッドマークを掲出した臨時〈IR音楽祭号〉。津幡到着後は折り返し臨時〈IRおでかけ号〉として運転された。
‘19.4.28 IRいしかわ鉄道 森本―津幡
●521系に「令和」改元記念ヘッドマーク掲出
IRいしかわ鉄道では、「平成」から「令和」への改元を祝して、所有する521系に順次「令和」改元を記念したヘッドマークの掲出を4月26日より始めた。ヘッドマークのデザインは、編成ごとのアクセントカラー「加賀五彩」の線で囲まれた中に”祝 改元”の文字と毛筆による”令和”の文字が書かれている。翌4月27日をめどに所有する編成すべて(IR01~IR05編成の5本)で掲出が行われる予定で、期間は同27日より約10日間が予定されている。
●臨時列車運転の話題
IRいしかわ鉄道では4月28日、臨時普通列車〈IR音楽祭号〉が金沢~津幡間の片道で運転された。これはゴールデンウイーク期間中、石川県金沢市内各地を会場に開催される「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭 2019」のプレイベントとして、IRいしかわ鉄道の津幡駅で開催された賑わい創出イベント「ミニコンサート in 津幡駅」に合わせて運転されたもので、車輌は521系IR01編成が使用された。〈IR音楽祭号〉走行中の車内(2号車)ではプロローグとして地元の高校「遊学館高校吹奏楽部」のメンバーによるサクソフォンアンサンブルが披露されたほか、津幡駅前の広場では同吹奏楽部のフル編成によるコンサートが盛大に行われた。
一方、4月27日より臨時普通列車〈IRおでかけ号〉の運行が開始された。〈IRおでかけ号〉は、前年のダイヤで毎週土・日および祝日を中心に運行されていた〈IRホリデー号〉を引き継いだ列車で、区間は変わらず津幡~金沢間の片道運転だが、今春のダイヤ改正から多客期に合わせて適時運行されるように改められた。今年のゴールデンウイーク期間中は、10連休に合わせて4月27日~5月6日までの毎日運転される予定となっている。ちなみに、4月28日に〈IRおでかけ号〉で使用された車輌は前記の〈IR音楽祭号〉と同じIR01編成で、〈IR音楽祭号〉が終着の津幡駅に到着後、折り返し〈IRおでかけ号〉に名を変えて運転された。