宮島昌之(石川県)
青空の下、永平寺川橋梁にML521形521+522(テキ521)をしばし停車させ、満開の桜と撮影を楽しんだ。‘19.4.13 えちぜん鉄道 勝山永平寺線 永平寺口―志比堺
(主催者指定会場より撮影)
永平寺口旧駅舎側ホームで展示されたML521形521+522(テキ521)と排雪モーターカー。‘19.4.13 えちぜん鉄道 勝山永平寺線 永平寺口
4月13日、えちぜん鉄道の永平寺口駅および駅の周辺でイベント「えち鉄521プロジェクト2019 桜とラッセルを撮ろう!」が開催された。1949(昭和24)年製で、人間でいえば今年70歳のML521形521+522(テキ521)の展示と車内見学、排雪モーターカーの展示などが行われたほか、定期列車運行の合間を縫ってML521形521+522(テキ521)を走らせて永平寺川に架かる橋梁上でしばし停車、川べりに咲く桜と撮影ができる時間が合計3回設けられた。
熊野神社前の農地を開放して設けられた撮影会場には、好天に映える満開の桜とML521形521+522(テキ521)のコラボを目当てに、多くのレイル・ファンなどが集まり、思い思いに撮影を楽しんでいた。このほか、旧駅舎前では、えちぜん鉄道グッズの販売や、永平寺町ならではの和菓子や特産品などが並ぶ「永平寺物産市」、永平寺町で実証実験が進められている遠隔型無人自動運転車(ラストマイル自動走行)の展示が行われた。
なお、このイベントは「東古市区まちづくり協議会」・「えち鉄521プロジェクト実行委員会」を中心に有志団体や地元住民らのほか、永平寺町の自治体やえちぜん鉄道など地域総出で盛り上げるイベントとして例年行われているが、昨年は記録的な大雪の影響を考慮しやむなく中止されたため、今回は2年ぶりの開催となった。開会前の記念式典に来賓で臨席したえちぜん鉄道によると、この冬は積雪が少なく、ラッセル車の出動はなかったとのことである。
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