廣村典彦(兵庫県)
ラストランのHMを掲げ本線を駆け抜ける3000F。‘17.11.23 山陽電気鉄道本線 白浜の宮―妻鹿 P:石堂皓正
11月23日、山陽電鉄3000系3000号アルミカー(西代側3000-3001-3600)のさよなら運転が行われた。前後にはローレル賞をモチーフにしたヘッドマークが取り付けられ、運転区間は東二見~(回送)~山陽姫路~山陽明石~東二見間であった。
募集人員120人に対し応募が1300人という競争率を突破した参加者を乗せて、9時20分に山陽姫路駅を出発。高砂で直通特急に道を譲り、明石駅4番線に到着した。折り返しは上りホームの4番線から下るという珍しい展開で、東二見へ。入庫後に撮影会と引退式が行われた。
山陽3000号は1964年12月に川崎車輌で製造。翌月から運転を開始し、半世紀以上の53年11ヶ月を走り続けた。当時としては画期的なオールアルミ車体が評価され、1965年には鉄道友の会からローレル賞を受賞した。快晴のなか、沿線は大勢のカメラマンで賑わった。
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