宮島昌之(石川県)
不気味な薄青い照明と提灯が車内を照らすなか、怪談話が語られる。
‘17.7.22 のと鉄道七尾線 田鶴浜
のと鉄道七尾線では、車内で怪談話を聞きながら恐怖体験ができる〈能登怪談列車(あなたの隣にも…)〉の運行を、7月22日より開始した。
この列車は、石川県を中心に活動する古典芸能の若手演者らで結成された「加能座」との共催(演出は「演芸列車東西本線」が担当)で運行されるもので、今年で2年目を迎える。日没後に七尾~能登中島間を1往復する車内では、薄青い照明と提灯の明かりが灯り、語り手が「和右衛門の手」や「列車わらし」のストーリーを様々な仕掛けと共に展開、真夏の夜に耳と目を通して背筋が凍るような涼しさを体感できる。
なお、初日の22日にはNT211(「永井豪キャラクター」ラッピング車)が使用された。
同列車は、7月22日から8月27日までの金・土・日曜を中心に、計15回運行される予定である。運行日や料金、予約方法や空席状況などの詳細は「能登怪談列車」公式ウェブサイトで確認できる。