西浦康則(和歌山県)
紀伊御坊駅構内で整備を受ける、もと信楽高原鐵道SKR205。写真奥は4月に除籍予定のキテツ2。
‘17.3.20 紀州鉄道 紀伊御坊
和歌山県有田川町の有田川鉄道公園にて整備を待つキテツ1。
‘17.3.19 有田川鉄道公園
紀州鉄道では、紀伊御坊に陸送されていたもと信楽高原鐵道SKR205が構内にて整備を受けている。
同車の台車やエンジンなど主要下回りは車庫内で車体と分離され外部の整備工場へ送られていたが、このほど点検整備が終わり車体乗せを行った。構内に留置されていたキテツ1が搬出され側線容量に余裕が出たこともあり、車庫外に引き出されている。
また、同車はKR205として早ければ4月から運用に入るとのことである。
いっぽう、紀州鉄道から有田川町に譲渡されたキテツ1は、3月14日朝から紀伊御坊駅構内にてトレーラーに積み込まれ、同日深夜に有田川鉄道公園へと陸送された。
同園は旧 有田鉄道金屋口駅で、動態保存されているキハ58003とハイモ180が長期にわたって自走不能となっており、現在は唯一の動力車である保線用モーターカーでハイモ180を牽引して有料乗車体験会を実施している。搬入されたキテツ1の整備が待たれるところである。