橋本 淳(滋賀県)
ナンバープレートが隠され、反射板が取り付けられた珍しい姿で、日中の山陽本線に現れたC56 160。
‘16.8.6 山陽本線 瀬戸
7月23・24日、30日~8月1日の5日間、山口線の新山口~津和野間で運行されている臨時快速〈SLやまぐち号〉を、梅小路運転区に所属するC57 1とC56 160が重連で牽引した。両機による重連牽引は2年ぶりのことだった。
重連運行の終了に伴い、8月5日から8日にかけて、C56 160が新山口から所属先の梅小路運転区に輸送された。C56 160のナンバープレートは段ボールで隠され、無火状態、反射板を取り付けての輸送だった。山陽本線内は、下関総合車両所運用検修センターに所属し、先月、全般検査を終えて出場したばかりのEF65 1133が牽引機に充当された。なお、「SLやまぐち号」の運行終了後に行われる蒸気機関車の所属先への返却輸送は、普段は深夜時間帯に運転されるが、今回、岡山支社管内を日中時間帯に走行した為、駅や沿線には数多くのレイル・ファンが訪れた。
なお、C56 160は8月14日、21日、28日に、北陸本線の米原~木ノ本間で運行される〈SL北びわこ号〉の牽引機に使用される予定となっている。