臼井 楽(東京都)
晩年は方南町支線で活躍していた771号車。
‘16.7.21 東京地下鉄 中野車両基地
赤いボディーを誇らしげに、約20年ぶりの里帰り。
‘16.7.22 東京都渋谷区
7月21日未明と翌22日未明に、営団地下鉄(当時)の丸ノ内線で活躍していた500形4輌(584・771・734・752号車)が東京地下鉄中野車両基地に陸送された。
これら500形は、アルゼンチン共和国ブエノスアイレスの地下鉄に譲渡して使用されていたが、営業を終了し保存のため日本へ里帰りしていた。陸送は、神奈川県横浜市の大黒埠頭から東京都中野区の中野車両基地まで、2輌ずつ2日間に分けて行われた。方向幕やステッカー、落書きなどは現地での状態のままであった。
なお、東京地下鉄の発表によると、500形は中野車両基地で車体などの補修を施したのち、鉄道技術の発展に貢献した車輌として保存し、教育の充実を図るとともに、各種イベントでも活用される予定となっている。