185系

鉄道投稿情報局

D51 822号機(静態保存)補修工事の話題

その他 2015.09.30
宮島昌之(石川県)

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6年ぶりに塗装補修工事が行われたD51 822号機。
‘15.9.29 石川県白山市 松任駅南緑地広場


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運転席も綺麗に塗り直された。
‘15.9.29 石川県白山市 松任駅南緑地広場


 北陸本線松任駅南口近くにある緑地公園で静態保存されている蒸気機関車、D51 822号機の補修工事がほぼ完了した。

 補修工事は前回の平成21年以来6年ぶりで、錆とりや塗装作業を主に行ったものと思われる。外装など大きな作業は、専門業者の手で進められてシルバーウイーク直前までには終わり、再び綺麗な姿を取り戻した。写真撮影日の9月29日(火)には、管理者の方の手で運転台の細かい箇所を手作業で塗る光景が見られたが、見学は自由にできるようになっている。補修前と比べると、煙突上部の金色の飾り塗りを無くした他、ナンバープレートの文字が金色に、「架線注意」のプレートの色も本来の色に戻された。このほか、制輪子の色が黄色から黒に、シリンダーカバーの点検蓋が金色になるなど、あちこち細かい部分で色の変化がみられる。

 なお、現地の案内看板によれば、同機は昭和45年4月に当時の国鉄から貸与され松任駅前に静態保存展示を始めた模様である(当初は松任駅北広場)。その後も定期的に補修工事が行われている模様で、現在でも保存状態が良好であることや自由に運転台に立ち入り見学できるのが魅力であり、金沢総合車両所松任本所の御膝元でもある鉄道の町、白山市を象徴する保存機といえる。

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