宮島昌之(石川県)
リフレッシュ工事を終えたT51編成が出場、試運転を行った。‘15.9.24 北陸本線 小舞子―美川
車体側面は青色のラインが窓に接するまで太くなり、遠方からでも目立つようになった。‘15.9.24 北陸本線 松任(公道より撮影)
前面窓ガラス下および、ライト周りが黒、ライト下が青のラインとなった。‘15.9.24 北陸本線 松任(開いた踏切より撮影)
特急〈サンダーバード〉の新しいシンボルマーク。‘15.9.24 北陸本線 松任(駅前広場より撮影)
JR西日本では、北陸新幹線開業をきっかけに特急〈サンダーバード〉のサービス向上へ向けた施策を行うこととなり、同列車で使用する681系や683系車輌リフレッシュ工事を開始している。
このたび先陣を切って、金沢総合車両所所属の683系4000番代T51編成がリフレッシュ工事を終え、9月24日(木)に金沢総合車両所松任本所を出場、北陸本線で試運転を行った。
同編成は床下機器の状態から、合わせて重要部検査を受けたものと思われる。外装は乗降口付近やライト周りなど、施工前はグレー系の色であった部分が、客室の窓周辺の色と同じ黒となった。また、青のラインが太くなり先頭車の前面にも引かれていて、全体的に一体感が出た雰囲気になった。さらに2号車と3号車および8号車と9号車の2輌をまたぐように〈サンダーバード〉の新しいシンボルマークが描かれている。
今年1月に発表された同社のプレスリリースによると、グリーン車の座席やトイレなど車内設備についても改修が行われている模様で、今後施工されるであろう681系の車輌では、座席の改善だけでなく出入口付近にモバイルコンセントを設置するなど683系4000番代並みの環境にまで向上するものと思われる。
なお、今回リフレッシュ工事を受けたT51編成の先頭車クモハ683-5511は、既報の通り8月23日(日)に行われた金沢総合車両所松任本所の一般公開で、特に人気を集めた「天井車体クレーン移動実演」で使われていた車輌である。
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