宮島昌之(石川県)
観光車輌として改造されたキハ40 2027が北陸本線で試運転を行った。‘15.9.10 北陸本線 加賀笠間―松任(公道の踏切より撮影)
富山県の城端線と氷見線で今秋より運行予定の、観光快速列車〈ベル・モンターニュ・エ・メール〉(愛称:”べるもんた”)に使用される車輌が、金沢総合車両所松任本所にて完成し、9月10日に出場、北陸本線にて試運転を行った。
同列車の愛称は、「美しい山と海」をフランス語で表現したものとされている。「走るギャラリー」をコンセプトに観光面に特化している同車、外装はダークグリーンを基色に、屋根やスカート及び側面のラインなどメタリックゴールドがアクセントとなっていて、ロゴマークのデザインも同じく「美しい山と海」をわかりやすく表現したものとなっている。また、氷見線運行時に海側となる座席は窓向きに配置しているほか、一部の窓が大型化された。内装には同県南砺市の伝統工芸である「井波彫刻」8作品があしらわれている。同列車の運行予定は、1月2日と3日をのぞいた10月10日から2016年2月28日までの間、土曜日(Aパターン)が城端線・氷見線(新高岡・高岡~氷見間)を1日2往復(ただし同列車の4号は高岡止まり)、日曜日(Bパターン)が城端線(高岡~城端間)を1日2往復となっている。
なお、同車は、キハ40形で唯一の高岡色であったキハ40 2027を改造したもので、車輌番号に変更は無く、これにより残る高岡色はキハ47 1091の1輌(ラッピング施工車を除く)だけとなった。
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