宮島昌之(石川県)
下り1番線ホーム隣の引込線に移動したオユ10 2565。(許可を得て撮影)
‘15.4.14 のと鉄道七尾線 能登中島
2か所ある側扉の位置に合わせ設けられたスロープ。(許可を得て撮影)
‘15.4.14 のと鉄道七尾線 能登中島
国道249号線から見やすい場所で、今まで以上に駅の象徴として目印となるオユ10 2565。
‘15.4.14 のと鉄道七尾線 能登中島
のと鉄道七尾線の能登中島駅構内で静態保存されている鉄道郵便車オユ10 2565の見学展示スペースが、この度新たに整備された。展示場所は下り1番線ホームの隣、山側にある引込線に移され、オユ10の側扉の位置2か所に、ホームから車内見学用のスロープが設けられた。これによりホームとオユ10の側扉との段差が解消されたほか、駅前広場からも階段を使わずスロープを通るだけでオユ10の見学が可能となり、バリアフリーに配慮した形となっている。
今回の整備はオユ10が、4月29日(祝・水)より運行を開始する観光列車”のと里山里海号”利用客の見学スポットとなるほか、これまでも一般見学客だけでなく能登を訪れたツアー客が観光バスで同駅に乗り付け、車内の見学をする光景が頻繁に見受けられたことから、可能な限り跨線橋を渡る面倒をかけないよう「おもてなし」の配慮があったと考えられる。
オユ10の移動作業は、現地でのと鉄道職員に尋ねたところ、4月13日(月)の夜に行ったとのことで、元々オユ10が展示されていた旧3番線には現在、入れ替わりの形で除雪車が留置されている。