見学 智(大阪府)
梅雨の夕刻、回6881Hで新在家へ戻るSW10編成。
‘13.6.18 阪和線 長滝―新家
新在家派出に配属される105系の中でWAU102分散式冷房装置を搭載し、同系唯一の550番代車であるクハ104-551を組み込んだSW10編成が日根野支所で整備作業を受けた為、阪和線(日根野-和歌山間)を走行した。同編成は和歌山線・桜井線の電化に合わせてクモハ105-517+クハ105-7のペアで当時の奈良電車区に配属されたが、クハ105-7が事故で大破し廃車となり代替としてクハ104-551がモハ102-385を種車として改造(運転台回りはクハ105-7から流用、同時に冷房改造を施工)されたもので同じ103系でも1000番代からの改造車が大多数を占める中、0番代車でありながら1000番代の顔を持つ異端車となった。和歌山地域色の青色であまり注目を浴びる事が少ないながら個性的な車輌が曇天を嫌うかのように足早に駆けて行った。