宮島昌之(石川県)
金沢貨物ターミナル構内に停留していた短尺チキ2輌(チキ6074+チキ6070)。普段見られない珍しい光景である。‘12.9.26 金沢貨物ターミナル(敷地外公道より撮影)
チキに差し込まれた札。南福井、金沢(タ)と記載があり、貨物駅を順に巡って来たようだ。‘12.9.26 金沢貨物ターミナル(敷地外公道より撮影)
2012年9月26日(水)、JR貨物金沢貨物ターミナル駅構内に、短尺チキ2輌が停留しているのを確認した。
チキに差し込まれた札の内容や、23日(日)の午後の時点で同ターミナルでチキの姿は見受けられなかったことから推測すると、9月16日(日)に安治川口を発ち南福井へ。さらに同23日(日)に南福井を発ち同日夜以降に金沢貨物ターミナルへ到着したものとみられる。
既に取り卸しを終えたか不明だが、チキ6000形にはレールの姿は無かったものの、おそらく双方の貨物駅構内に敷かれているレール交換などのため、レール輸送が行なわれたものと考えられる。
北陸地域でのチキによるレール輸送といえば、JR西日本による旅客線や駅などの保線に使用されるレール運搬として、敦賀地域鉄道部のEF81や網干総合車両所宮原支所所属のDD51による牽引で見かけることはあるが、札に記載の列車番号に、733系甲種輸送などで使用された「8561レ」の記載もあることから、おそらく富山機関区のEF81あるいはEF510による牽引で北陸まで輸送されてきたものと思われる。
後日、チキ2輌の返却がされると思われるが、どの機関車が牽引するのかも気になるところである。
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