宮島昌之(石川県)
当日は記念列車に相応しく天候にも恵まれ、雨晴海岸周辺の沿線には県内外から多くのレイル・ファンが集まった。
‘12.9.15 氷見線 雨晴―越中国分
9月15日(土)、富山地域鉄道部富山運転センター所属で、藤子不二雄(A)氏原作の漫画「忍者ハットリくん」をラッピングした”忍者ハットリくん列車”全3輌を連結した記念列車が、高岡―氷見間で往復運転された。これは、氷見線が2012年9月19日をもって高岡―氷見間全線開通100周年を迎えるのを記念して、9月1日(土)より始まった記念事業の一環として運転されたもの。編成は氷見方よりキハ40 2137+キハ40 2135+キハ40 2136で、「忍者ハットリくん列車」オリジナル及び「氷見線全線開通100周年」の2種類のヘッドマークが掲出された。また同列車の出発にあわせて、往路は高岡駅で、復路は氷見駅でそれぞれ「100周年記念セレモニー」が執り行なわれている。
記念列車は往路が535D、復路が534Dの普通列車として運転されたが、普段の車輌運用にあわせてか、一つ前の533D、532Dの時点で既に”忍者ハットリくん列車”3連での運転が始まっていて、沿線に訪れていたレイル・ファンは、様々な場所を巡りながら撮影を楽しんでいた。
なお、同日には雨晴駅出発の「記念ウォーク」や氷見駅前で「グルメ・物産市、鉄道お宝市」が開催されたほか、楽曲製作のみならず鉄道に関しても様々な活動を行っている、ミュージシャンの向谷実氏を迎えての「記念トークショー」が高岡駅前「ウイング・ウイング高岡」で行なわれている。
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