宮島昌之(石川県)
NT200形最初の全般検査を受けたNT202。足回りや床下機器が綺麗に塗り替えられている。
‘11.10.16 のと鉄道七尾線 穴水
検査表記。製造元「新潟トランシス」から「のと鉄道」に書き換えられた。
‘11.10.16 のと鉄道七尾線 能登中島
のと鉄道七尾線で使用されている気動車NT200形のうち、NT202が10月16日(日)、検査を終え営業運転に復帰しているのを能登中島駅で確認した。今年の8月上旬頃より同線でNT202の走る姿が見られなくなり、9月そして10月8日の時点でも同じ状況が続いたことから、動向が注目されていた。出場日は不明だが、検査表記によると「全般検査」を受け済ませたのが今月10月で、他の車輌は検査表記や見た目足回りの状態、8月以降も幾度か姿を見かけていることから、今回のNT202がNT200形で初めて「全般検査」を受けた車輌とみられる。同車を見たところ、足回りや床下の各機器(一部を除く)が綺麗に塗り直され、貫通扉下渡り板の車番の文字色が白色から車体側面の車番と同じオレンジ色になったほか、車体側面(山側)の案内表示機の周りの色が客室窓の周囲を囲む色と比べて薄い色が塗られていた。
車体外装は、日頃の車体洗浄やメンテナンスが行き届いているためか普段から汚れが目立つこともなく、今回の検査で新たに塗り替えられた部分があるかは見た目では確認できなかった。
旧NT100形の後継機として2005(平成17)年に投入されたNT200形は、6年目の今年に全般検査の時期を迎えた模様で、順次他の車輌も全般検査を受けるものとみられる。