増永祐一(神奈川県)
ヘッドマークのテーマである長瀞駅を出発。来年も力強い走りを!
‘11.10.10 秩父鉄道秩父本線 長瀞
秩父鉄道の看板列車であるSL急行〈パレオエクスプレス〉は、10月10日(月・祝)をもって2011年の運転を終了した。例年、同列車は12月3日の「秩父夜祭」に合わせてフィナーレとなるものだが、本年は牽引機であるC58 363の検査時期にあたり、早めの運転終了となった。当日は「長瀞駅開業百周年記念号 林家たい平チャリティ寄席inながとろ」と書かれたヘッドマークが掲出され、また秩父出身の落語家である林家たい平氏が長瀞駅一日駅長となり同列車の熊谷→長瀞間に乗車、そして長瀞駅では同列車の到着に合わせて開業100周年の記念式典が開催された。
本年の同列車は、東日本大震災の影響で運転開始日が4月1日に繰り下がっていたこともあり、短い運転期間となったが、来年の同列車は節目となる25年目を迎えるので、様々なイベントに期待したい。
なお、今後秩父鉄道では10月22・29・30日、11月6・12・13・19・27日に電機牽引列車の運転が予定されているほか、10月15日(土)にはC58 363の検査が行なわれるJR東日本・大宮総合車両センターにて「鉄道ふれあいフェア」が開催予定で、同機が展示されることになっている。