宮島昌之(石川県)
突然の悲鳴や子供の泣き声が車内に響きながらも安全運転を遂行。
‘11.7.24 北陸鉄道石川線 野町―西泉
7月24日(日)の夕刻、北陸鉄道石川線で臨時「親子妖怪きもだめし電車」が野町―鶴来間で運転された。使用された車輌は7000系7200形電車(モハ7201-クハ7211)で、事前に鶴来から臨時ダイヤで野町へ送り込み回送されている。「妖怪電車」と書かれた見た目も怖いヘッドマークを掲出し(片道運転のため鶴来方のみ)、運転助士席側の窓にある列車種別の札にも「妖怪列車」と記されていた。
車内には同イベントを企画した地元白山市の有志がさまざまな妖怪に変装し乗り込んでおり、乗客は鶴来駅に向かうまでの間、妖怪から背筋が凍る恐怖を体感したりしていた。
窓は「暗幕」で覆い暗闇を演出していたほか、写真を撮影した際にも一部の窓を通して装束を羽織った「マネキン人形」らしきモノが見えるなど、外観からも相当の恐怖を感じとれた。
この「親子妖怪きもだめし電車」は「ビール電車」同様に毎年人気があり、写真を撮影した当日も、西泉駅や新西金沢駅には多くの親子連れが集まり電車に乗り込んでいた。
なお、当日は先に記した「ビール電車」も運転されたほか、鶴来駅では午後から夜にかけて屋外イベント「駅前縁日」も開催されており、この日の石川線は「夏祭り」状態であった。