廣村典彦(兵庫県)
展示されたモノレール、保存状態が良い。‘11.4.30 手柄山交流ステーション P:廣村典彦
旧手柄山駅ホームで展示された姫路市営モノレール車輌の車内。‘11.5.1 手柄山交流ステーション P:中川健成
姫路市では4月29日、手柄山交流ステーションオープンに伴い1979年に廃止となったモノレールを当時の運行資料とともに展示公開を開始した。
姫路市営モノレールは1966(昭和41)年4月、姫路大博覧会の開催に合わせて姫路駅から手柄山駅まで約1.8kmを開業した。車輌は、アメリカのロッキード航空機が開発し長距離・大量輸送を可能にした、当時としては最新鋭の車輌3輌を導入した。その後、路線延長が計画されたが、博覧会終了後の乗客数は伸び悩み、わずか8年で運行休止となった。1979(昭和54)年に廃止となり、モノレール車輌は旧手柄山駅舎内に当時の姿のまま、約35年以上の長期間保存されていた。
展示車輌は2輌編成で、保存状態はとても良く、車内にも入ることが可能。また、展示資料では、トレーラーに載せられ手柄山に搬入される写真やモーターなどの部品、走行ビデオなどが見学できる。
事業者別
月別アーカイブ