宮島昌之(石川県)
A31編成の一部であった旧A26編成が3両で再び走り始めた。
‘11.3.6 北陸本線 金沢
旧A08編成と相互入れ替えしていたクハ車も戻ってきた。
‘11.3.6 北陸本線 金沢
昨年の秋より北陸本線の普通列車として登場した475系6輌固定編成だが、そのうちA31編成が既に6輌固定編成を解除しているのを3月5日(土)の時点で確認した。3月5日(土)、金沢総合車両所運用検修センター構内の東金沢寄り山側に、A31編成を構成する旧A26編成の一部の車両、クモハ475-53の姿が見えたが、よく観察したところその編成は3輌で、パンタグラフも立ち上がっていた。
翌朝の3月6日(日)、同編成は既に営業運転を行っており、223Mで金沢駅に姿を見せたが、車両番号がそれぞれクハ455-42+モハ474-53+クモハ475-53となっており、旧A08編成に連結されていたはずのクハ455-42が旧A26編成に移り、クハ車を相互入れ替えする前のA26編成に戻っていた。
現在、6輌運転を行う仕業にはA32~A34編成の他、475系A06編成+A10編成がA31編成の代走を行っている。
今回なぜA31編成が6両固定編成を解除されたのか詳細な理由は分からないが、ダイヤ改正を踏まえての扱いであった場合、おそらく4パターンの仕業のうち仕業番号3と仕業番号4にある金沢―敦賀間の往復が、改正後は増備が進む521系による運用に変更されると予想され、それらを除いた残りの運行(金沢以東)をひとまとめにすることで6輌運転の仕業の数をひとつ減らし、6輌固定編成も1編成削減することが可能となるため、とも推測できる。
なお、旧A26編成に連結されていたサハ451-30や旧A08編成のモハ470-2+モハ471-2、唯一現役の471系として走り続けたこれらの車輌の行方や動向についても、今後注目される。