小原正裕(兵庫県)
5108Fはリニューアル工事未施工。
‘11.2.26 阪急電鉄宝塚本線 梅田
阪急電鉄5100系が今年でデビュー40周年を迎えた。5100系は1971(昭和46)年、阪急初の量産冷房車として製造され、初期には神戸線、宝塚線のほか京都線にも配属され、梅田―河原町間の特急にも使用された。製造にあたっては、6000系の形式を名乗る予定が、京都線の運用にあたってすでに引退している大阪市交60系との重複を避けるため5100系となったというエピソードがある。
神戸線での昭和50年代の全盛期には、梅田発の須磨浦公園行きの山陽直通特急や普通の主力として活躍した。現在は、6連1本が今津線の西宮北口―宝塚間で使用されるほかは全て宝塚線で〈日生エクスプレス〉以外の全列車に運用される。
また、大規模リニューアルの上、5000系に編入された車輌も多い。現在、5128F・5136F・5146Fの3編成にリニューアル工事を内容を変えながら施行している。また、リニューアル未施行でクーラーのみ取り替えた5104Fなどもある。