宮島昌之(石川県)
北陸本線の上下線、午後になっても列車が通った痕跡はなく…。
‘11.1.31 北陸本線 森本
先週末から1月31日(月)にかけ、日本列島に猛烈な寒気が流れ込み冬型が強まった影響で、北陸地方各地で記録的な大雪となり、北陸本線をはじめJR西日本金沢支社管内の各線はダイヤが乱れ、31日(月)には管内全線が終日運休する事態となった。当初は31日の夕刻より一部路線のみ運転再開の予定であったが、除雪作業が難航し追いつかなかったためとみられる。
特に1月30日(日)の夜から翌31日(月)にかけて、福井県内での大雪のため、一部特急〈サンダーバード〉や特急〈しらさぎ〉が途中の駅や線路上で立ち往生、除雪が終わるまでの間、乗客は車内で一夜を明かすこととなった。
31日午後に立ち寄ったJR森本駅では「終日運休」に伴い改札口が閉鎖され、窓口業務のみの扱いとなっていたほか、森本近辺の北陸本線のレールは雪に埋もれ、何らかの列車が通った痕跡すら残っていなかった。