増永祐一(神奈川県)
初日の出を浴びて走る2002編成〈迎光〉。さながら京王5000系のよう。‘11.1.1 銚子電気鉄道銚子電気鉄道線 海鹿島―君ケ浜
昨年9月に引退したデハ801と、2002編成〈迎光〉との並び。‘11.1.1 銚子電気鉄道銚子電気鉄道線 外川(開いている踏切から撮影)
2001編成〈犬吠〉。初めての「初日の出輸送」は無事終了。‘11.1.1 銚子電気鉄道銚子電気鉄道線 西海鹿島
1月1日(土・祝)、銚子電気鉄道では犬吠埼への初日の出見物客輸送のため、恒例の臨時ダイヤによる列車運行が行なわれた。
銚子駅4~5時台はJRの臨時列車からの接続を引き受けている。同時間帯は前回まで、デハ701・702の2輌とデハ801による3輌編成のシャトル運行で対応していたが、いずれの車輌も昨年中に引退している。そこで今回は輸送力を確保すべく、昨年デビューした2輌編成の2000形2本をいずれも稼働させ、4~6時台の本数を昨年比2倍に増発して、多数の利用客に対応した。
2000形2本は7時台以降も引き続き運用され、そのまま10時台以降の通常ダイヤに突入した。臨時ダイヤ運行時は始発から10時台まで、犬吠―外川間は例年通り運休となった。
2000形はいずれの編成にも記念ヘッドマークが掲出された。2001編成には犬吠埼灯台をイメージしたイラスト(2000形デビュー時のものと同じ絵柄)に〈INUBOSAKI 犬吠 初日の出〉と書かれたもの、2002編成には京王電鉄の初日の出臨時列車〈迎光〉のヘッドマークをモチーフにしたデザインで、しかも2002編成には正面窓下に京王の車輌を思わせるような赤帯が入り、さながら京王車のリバイバルカラーという顔立ちとなった。
なお同日時点で、デハ701・702はともに笠上黒生駅、デハ801は外川駅の機回り線に留置されていた。
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