増永祐一(神奈川県)
〈犬吠〉のヘッドマークも誇らしげに、雨の中出発を待つ。‘10.2.26 総武本線 両国 P:増永祐一
佐原駅にて長時間運転停車する〈犬吠〉号。
‘10.2.27 成田線 佐原 P:川崎淳平
雨の夜明けを迎えた臨時寝台列車〈犬吠〉。
‘10.2.27 成田線 下総橘―下総豊里 P:平蔵伸洋
583系利用客を「歓迎」する、デハ801の系統版。JNRマーク付き。
‘10.2.27 銚子電気鉄道銚子電気鉄道線 外川 P:増永祐一
両国側には〈いぬぼう〉のヘッドマーク。
‘10.2.27 総武本線 銚子 P:増永祐一
強風のため復路はやや遅れて運転。
‘10.2.27 成田線 下総豊里―椎柴 P:平蔵伸洋
愛嬌のあるヘッドマークが注目を集める急行〈犬吠〉号。
‘10.2.27 成田線 香取 P:久保田健一
有名撮影地を行く。
‘10.2.27 総武本線 佐倉―物井 P:大根秀俊
2月26~27日にかけて、秋田車両センターの583系を使用した団体臨時列車が両国―銚子間(成田線経由)で運転された。この列車は、JR東日本千葉支社の観光キャンペーン『おいでよ房総 春!いっぱい』の一環で運転されたもので、「寝台列車で行く鉄道浪漫銚子への旅」と題した、往路は夜行、復路は昼行による銚子電鉄の一日乗車券が付いたツアーによるもの。
運転にあたって、犬吠埼をモチーフにした前後で異なるデザインのヘッドマークステッカーが製作され、車輌正面に貼付された。なお、側面行先表示器は「臨時」表示であった。
両日とも雨が降るあいにくの天候であったが、房総地区への入線実績が少ない583系にとって、また1つ印象深い活躍となったであろうか。
なお、ツアー客は27日朝に銚子駅に到着したのち、銚子電気鉄道乗車など銚子めぐりを楽しむことができるようになっていた。また、同列車運転にあわせて銚子電気鉄道デハ801の銚子側には583系を模した特製系統版が掲出されていた。
一方で、ツアー2日目となる27日は房総地区で強風が吹き荒れ、銚子付近で速度規制や列車の運休が発生したが、583系団臨列車は遅延が発生しながらも無事に役目を果たした。
ちなみに、この後583系は別のツアーで27日中に千葉駅を出発し、秋田駅への夜行運転を行なっている。