増永祐一(神奈川県)
“門鉄デフ”スタイルのC58。銀色の握り棒も追加されている。‘09.11.21 秩父鉄道秩父本線 武州中川―武州日野
秩父鉄道では、創立110周年記念企画の一環として、SL急行〈パレオエクスプレス〉の牽引機であるC58 363の除煙板を、“門鉄デフ”こと旧国鉄・門司鉄道管理局形除煙板の「CH-1」に変更し、11月21~23・28・29日の計5日間、その姿を営業運転で披露した(28・29日は予定)。
この告知が出されたのは、『鉄道ホビダス』が同月20日の「編集長敬白」、秩父鉄道ホームページ内の“PALEO NEWS SITE”が21日、つまり運転初日の未明で、まさにサプライズイベントとなった。
関東エリアにおいて“門鉄デフ”での営業運転が見られたのは、2009年の2月にC57 180牽引で運転された〈SL春さきどり号〉以来となり、紅葉が見頃となった秩父路を駆ける“門鉄デフ”の蒸機列車は、乗客やファンにとって、新たな驚きと楽しさを与えたものと思われる。
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