大久保広樹

189系N102編成クハは、解体線入線後も解体開始まで13日間。しかしEF64 1001は、5月14日に入線後、早くも19日午前から解体が開始された。撮影時点で車内機器が剝き出しとなっている。

5月19日午後、パンタグラフが撤去された時、それまでの電気機関車としての姿が急に失われてしまった。同じく保管されていた富山のEF81 1も解体との情報があり、国鉄型電気機関車を見るには、博物館を訪ねることとなる時代が、すぐそこまで近づいていることが実感した。
‘26.5.19 長野総合車両センター(2点共)

解体開始の翌日、前日長野に新製E131系を配給輸送したE493系の返却回送が運転された。そして画像の位置でスーパークモヤは、朝陽にキラリと輝いた。まるでEF64 1001号機に向け、「後は任せてください。」と挨拶を送ったように感じられた。
‘26.5.20 長野総合車両センター
2024年11月23日、「ELぐんま2fin」が最終運用となり、2025年4月9日に、DE10 1704と長野まで運転され、4月10日に廃車となったEF64 1001は、10月に前面扉等撤去の状態であったが、5月14日に解体線に入り、19日11時頃から解体が開始された。
同機は上越線のEF15・16・58の置き換え用に、EF64 0番代を基本に耐雪構造等を見直して、1980年7月3日に長岡へ新製配置された。1982年8月に高崎に移り、国鉄末期の1987年3月茶色塗装となり、イベント・団臨用に使用、2017年10月からは原色、白Hゴムに戻され、国鉄型電気機関車の面影を残した姿で、イベント・工臨で活躍し続けた。
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P:玉木裕一
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