大久保広樹

軽井沢駅の「雪月花」とEF63、私は迷わずEF63主体を選択した。碓氷峠のシェルパEF63は、気動車の「雪月花」の姿に、活躍の始めにサポートしたキハ57,82の姿を思い出しているだろうか。
碓氷峠を支えた初代電気機関車との間では、こんな会話が聞こえてきそうだ。「雪月花」「はじめまして。ドイツ生まれの峠の職人さん。」 EC40(10000型)「噂に聞いた越後美人さん。軽井沢へようこそ。」。
‘25.10.25 しなの鉄道しなの鉄道線 軽井沢(2点共)

しなの鉄道上田駅では、定期「ろくもん」と雪月花の並びで賑わった。私は、上田電鉄発足20周年であり、上田電鉄ホームで両者の並びを待った。そして両者の出会いの瞬間、上田始発のための115系「Turkey!」が飛び入り。上田電鉄・えちごトキめき鉄道・しなの鉄道の3者が同じフレームに収まった奇跡の一枚となった。
‘25.10.25 上田電鉄 上田
えちごトキめき鉄道「雪月花」が、2025年10月25日、北しなの線開業10周年を記念し、営業運転として初めて軽井沢駅に乗り入れた。気動車の軽井沢駅訪問は、旧信越本線直通の意義と共に、かつての記憶を呼び覚ます出来事だった。
碓氷峠では、キハ57「志賀、妙高等(~1966年)」やキハ82「白鳥(→後にはくたか(~1969年))」の運転があり、碓氷峠の運転を支えたEF63は、気動車たちを補助した存在でもあった。また、この日、上田駅では上田電鉄20周年を祝うかのように、上田電鉄1101と雪月花との出会いに、しなの鉄道115系S11「Turkey!」が飛び入り、一枚の画像に3者の車両達の奇跡的な出会いが実現した。
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