宮島昌之

過去に生活道路拡幅で部分撤去した箇所から旧中鶴来・旧加賀一の宮方を見る。「公立つるぎ病院」の横に接していた廃線跡は、工事で姿が消え綺麗な砂利が敷かれていた。

市道「鶴来金剱線」から鶴来方(七ヶ用水側)を見る。右カーブする廃線跡をなぞる様に、工事で幾枚も鉄板が敷かれていた。
‘25.10.12 北陸鉄道石川線 鶴来~旧 中鶴来(2点共)

鶴来~旧 加賀一の宮間の部分廃線からまもなく16年。未だ現役当時を思わせる光景が残る箇所も多い。写真の奥、黄色の重機が見える場所は、駐車場が整備され乗降ホームの一部のみが残る旧 中鶴来駅だ。
‘25.10.12 北陸鉄道石川線 旧 中鶴来~旧 加賀一の宮
2009年に部分廃線となった同線の鶴来~旧加賀一の宮間では、現在も現役当時を思わせる廃線跡が多く残っている。
しかし、七ヶ用水を渡る橋梁の先付近から旧中鶴来駅跡間の一部で土木工事が進められていて、線路や路盤、架線柱が撤去されたのを確認できた。これまでは生活道路の拡幅で僅かに撤去されていたが、範囲が大幅に伸びた印象だ。現場では、綺麗な砂利が敷かれたり、重機移動の土台か鉄板が長く敷かれていた。
2025年1月起工の県水送水管耐震化事業工事の案内板があり、今回の撤去と関係あるのか不明だが、生活環境の強靭化は重要で致し方ない想いも感じている。
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P:小野慎一郎
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