宮島昌之

昨年に発災の能登半島地震や奥能登豪雨を考慮し見合わせていた観光列車「花嫁のれん」の運転が、約1年3ケ月ぶりに再開された。
‘25.3.7 七尾線 津幡~中津幡

読者様から既に「鉄道投稿情報局」宛報告がされているが、運転再開に先立ち、撮影日を含め試運転を幾度か実施していた模様。
‘25.2.25 七尾線 本津幡
2024年正月の「令和6年能登半島地震」や同年秋の奥能登豪雨の被害を考慮し、長期の運休が続いていた七尾線の観光列車「花嫁のれん」が、約1年3ケ月ぶりに、2025年3月7日から運転を再開した。
再開初日は、株式会社日本旅行が企画募集する山陽や近畿出発の能登方面観光ツアーに組み込まれ、貸し切り運転が行われた。
地元の報道によると、始発の金沢駅では運転再開を記念した「出発式」が、「花嫁のれん」ホームの4番のりばで執り行われた模様だ。
今後の観光列車「花嫁のれん」は、当面旅行会社主催のツアーなど、今回のような団体貸し切りでの臨時列車として運行される。
沿線では未だ被災した住宅の屋根にブルーシートを被せるなど、痛々しい車窓が目に止まるかもしれないが、観光施設などでは「災害に負けまい」と続々営業を再開しており、観光列車「花嫁のれん」や特急「能登かがり火」などを利用して観光地を巡り、「今行ける能登」を満喫して能登への応援に一役買って頂けると幸いである。
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P:山崎諒子
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