185系

鉄道投稿情報局

石川県(IRいしかわ鉄道)と富山県(あいの風とやま鉄道)連携による「サイクルトレイン」運転

その他私鉄 2023.10.10

宮島昌之(石川県)

「石川県発、富山コース」は、あいの風とやま鉄道の521系1000番代AK19編成で運転。「あいの風サイクルトレイン」マークを掲出。

‘23.10.9  IRいしかわ鉄道 倶利伽羅

「富山県発、石川コース」は、IRいしかわ鉄道の521系3次車IR04編成で運転。

‘23.10.9 あいの風とやま鉄道 石動~倶利伽羅

 石川県と富山県では連携して、自転車を分解することなく車内にそのまま持ち込み乗車できる列車「サイクルトレイン」を、両県を跨ぐコースで走らせる実証運行を「スポーツの日」の祝日にあたる2023年10月9日に行った。

■「石川県発、富山コース」
 津幡駅に集合しあいの風とやま鉄道の521系1000番代AK19編成による「サイクルトレイン」に乗車、入善駅で下車後サイクリングをスタート。
 ガイドが先導し「富山湾岸サイクリングコース」や、「魚の駅生地」「海の駅蜃気楼」「ほたるいかミュージアム」に立ち寄り、富山駅でゴール(約50km)、再度「サイクルトレイン」に乗車し津幡駅に帰るコースだった。
 あいの風とやま鉄道では、2021年4月より自社線内で「あいの風サイクルトレイン」を臨時列車として運行しているが、「あいの風サイクルトレイン」マークを掲出した521系が県境を越えIRいしかわ鉄道へ姿を見せるのは初めてと思われる。

■「富山県発、石川コース」
 富山駅に集合しIRいしかわ鉄道の521系3次車IR04編成(加賀五彩のアクセントカラー「金/黄土色」)による「サイクルトレイン」に乗車、津幡駅で下車後サイクリングをスタート。
 ガイドが先導し「いしかわ里山里海サイクリングルート」や「道の駅内灘」「石川県西田幾多郎記念哲学館」「河北潟メタセコイヤ並木」に立ち寄り、津幡駅に戻ってゴール(約30km)、再度「サイクルトレイン」に乗車し富山駅に帰るコースであった。


 なお、当日は朝から生憎の天候だったが、両コースともに予定通り実施された模様だ。
 今回の実証運行を検証したうえで、今後IRいしかわ鉄道でも「サイクルトレイン」が日常的に運行されるのか注目したい。

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