築約90年の駅舎も見納め…？ 室蘭本線登別駅、新駅舎建設へ

齋藤立美（北海道）

1935年建築から約90年になる登別駅。外壁には登別軟石を使用している。

‘23.6.25　室蘭本線 登別

　北海道有数の観光地である登別温泉の玄関口の登別駅。90年近くにわたり使用されてきた駅舎は、待合室が狭く繁忙期には利用客で混雑しているとともに、函館方面への上り列車の利用者は、重いキャリーバックを持って跨線橋への階段を登り降りせねばならず、夏の繁忙期には地元の専門学校生がボランティアで手伝うなどしている。

　そのため、先般JR北海道は駅構内にエレベーターを設置するなどのバリアフリー化を施した新駅舎を建設すると発表した。新駅舎は現駅舎の東側（写真の左側）の観光交流センターとの間に建設される。北海道、登別市とも歩調を合わせ駅前広場などの改修もおこなわれる。駅舎新築の総工費は19億円。国などの補助は10億円てJR北海道は9億円の費用負担となる見込み。供用開始は2026年度とのこと。

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P：松原政明