宮島昌之(石川県)
2日間限定で廃列車(NT102)がカフェに。貫通扉が出入口。‘19.12.14 のと鉄道 旧能登線(廃線) 正院~蛸島
廃列車の車内でゆったり過ごすひと時。旧能登線の思い出話などが飛び交った。‘19.12.14 のと鉄道 旧能登線(廃線) NT102車内(取材許可および来客に一声かけて撮影)
生徒達が考案したスイーツや、自ら豆を挽き淹れた温かいコーヒーが提供された。‘19.12.14 のと鉄道 旧能登線(廃線) NT102車内(取材許可を得て撮影)
のと鉄道旧能登線の廃線跡(正院~蛸島間)で保存されている、NT100形気動車(NT102)を活用したカフェ”廃列車Cafe”が、2019(令和元)年12月14日と15日の2日間限定で開かれ、石川県内外から多くの来客が訪れ賑わった。
これは、石川県珠洲市にある石川県立飯田高等学校が授業の中で行っている探究型学習「ゆめかなプロジェクト」で、「廃列車カフェを開こう!」を目標に集まった生徒達が企画し、NT102車輛の所有者や地元珠洲市民らの協力を得て実現したもの。
生徒達は草刈りや車内外を清掃したり、カフェで提供するメニューを考えるなど準備を進め、開店当日には車内を開放し、生徒達が考案し商品化した和洋のスイーツの販売と、希望者には淹れたての温かいコーヒーやソフトドリンクなどが提供され、専門店顔負けのこだわり溢れる企画となった。
また、旧能登線運行当時の車窓の記録映像が放映されたほか、旧能登線に関するグッズ販売、当時の車掌が実際に着用していた制服や信号用旗が展示され試着も可能であった。
最後に、写真撮影と取材にご協力を頂いた石川県立飯田高等学校の皆様と、NT102の所有者様へ、この場を借りて重ねてお礼を申し上げます。
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