松原政明(神奈川県)
サハリン狭軌規格としてラストトレインとなったノグリキ発602列車。‘19.6.27 ロシア鉄道 サハリン東部幹線 ノグリキ
スチーム暖房が懐かしいサハリンの客車。乗車時には服務員による検札がある。‘19.6.27 ロシア鉄道 サハリン東部幹線 ポロナイスク
深夜のポロナイスク駅で出発を待つ、ノグリキ行き601列車。‘19.6.27 ロシア鉄道 サハリン東部幹線 ポロナイスク
先行運休となった南部区間には代行バスが数台で運行された。‘19.6.27 ロシア鉄道 サハリン東部幹線 ポロナイスク
日本時代にルーツをもつ狭軌規格1067mmから、ロシア本土並みの広軌規格1520mmへの切替えが迫る、サハリンの鉄道であるが、このほど、島の南北を結ぶ東部幹線のユジノサハリンスク~ノグリキ間において、最終段階の工事が始まった。
これに伴い、6月1日から南部のユジノサハリンスク(豊原)~ポロナイスク(敷香)間288Kmの狭軌での運行を取りやめ、運休となった。
また、6月27日2時9分 ポロナイスク発ノグリキ行き601列車、および、6月27日22時46分 ノグリキ発ポロナイスク行き602列車を最後に、残りの北部区間323Kmの狭軌での運行も終焉を迎えた。
(6月1〜28日までの期間、ユジノサハリンスク~ポロナイスク間を5時間10分で結ぶ代行バスが運行されていた)
今後9月をめどに、東部幹線における広軌での運行がスタートする模様だが、開始時期については流動的である。なお、日本時代は内淵線と呼ばれていた、ユジノサハリンスク近郊のソコル(大谷)とブイコフ(内淵)を結ぶブイコフ線(23Km)については、5月31日限りで運行が停止された。
この路線については、実質的な廃止と思われる。
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