宮島昌之(石川県)
内灘駅で改元を迎えた臨時〈新元号記念列車〉。復路は令和到来を告げる始発列車として出発した。
‘19.5.1 北陸鉄道 浅野川線 内灘
北陸鉄道浅野川線では、平成31年4月30日~令和元年5月1日を跨ぐ夜、改元を記念した臨時〈新元号記念列車〉が北鉄金沢~内灘間で1往復運転された。往路では「平成を締め括る最終列車」として23時43分に北鉄金沢駅を出発し23時59分20秒頃に内灘駅に到着、利用客は駅ホームや車内で令和元年を迎えたほか、復路は「令和の始発列車」として0時08分に内灘駅を出発した。車輌は新元号記念ヘッドマークを掲出中のモハ8903+モハ8913が使用された。
浅野川線で日を跨ぎ深夜に臨時列車が運転されたのは、2016年12月から2017年1月にかけて行われた交通実験「終電車増発」以来と思われる。臨時〈新元号記念列車〉の車内では、平成の時代に浅野川線や石川線で起きた出来事、鉄道車輌の変遷などが記された年表が掲示されたほか、元・東急7000系車輌が活躍する鉄道会社3社(弘南鉄道・北陸鉄道・水間鉄道)の合同企画として、4月23日より3社一斉に掲出中の「改元記念副標」を車内に持ち込み、記念撮影ができるサービスも行われた。