宮島昌之(石川県)
浜田鉄道部に返却回送中と思われるキハ120 317。スカート部分の網目の金属板が外されるなど元来の姿に戻された。
‘19.3.22 IRいしかわ鉄道 森本
既報の通り、浜田鉄道部所属のキハ120 317は2月4日より大糸線(糸魚川~南小谷間)で運行していたが、ダイヤ改正前日の3月15日をもって運用を終了した。その後のキハ120 317は、ダイヤ改正日の16日には糸魚川駅構内にある車庫建屋の外に留置されていたが、3月18日に糸魚川を発ち金沢総合車両所富山支所へ、そして3月22日には金沢総合車両所富山支所から敦賀地域鉄道部敦賀運転センターへと、それぞれ自走にて回送された。
3月22日の回送時点では、スカート部分の網目の金属板は外され、黒色の行先表示幕は従来の白色の行先表示幕に戻されており、行路途中の金沢総合車両所富山支所にて貸し出し前の姿に戻す作業を受けたものと思われる。これらの状況からキハ120 317は、所属先の浜田鉄道部へ返却されるものと思われ、今回はるばるキハ120 317が北陸に来たのは、一時的に貸し出されていたものと推測される。なお、後藤総合車両所で検査およびリニューアル工事中と思われるキハ120 341(岡山色)はいまだに糸魚川には戻っていないが、3月16日に確認した時点では、キハ120 329とキハ120 354(共に岡山色)がそれぞれ単行で運用されており、キハ120 317貸し出しの理由と考えられる冬期間の2輌編成による増結運用はすでに終了した模様である。
●参考記事:【JR西】大糸線で活躍する浜田鉄道部のキハ120 317の近況