宮島昌之(石川県)
スカートの一部に網目の金属板、黒の行先表示幕など、北陸に送られた当時と変化が見られる。
‘19.3.10 大糸線 南小谷
JR東日本のE127系100番代と並ぶ浜田色のキハ120 317。
‘19.3.10 大糸線 南小谷
えちごトキめき鉄道のET122-1(K1編成)と顔を合わせた浜田色のキハ120 317。
‘19.3.10 大糸線 糸魚川
既報の通り、金沢総合車両所富山支所に向かった浜田鉄道部所属のキハ120 317は、2月4日より大糸線での運用を開始し、糸魚川からJR東日本の南小谷まで顔を出している。キハ120 317が大糸線に来た理由について、同線では冬の多客期で2輌編成の増結運用が行われている一方、同線で活躍するキハ120 341(岡山色)が現在後藤総合車両所で検査およびリニューアルが施工中の模様であり、運用車輌の不足を解消する目的で送られたものと考えられる。
なお、大糸線での運用を開始するのに際しては、金沢総合車両所富山支所にてスカートの一部に網目の金属板が取り付けられたほか、行先表示幕も同線対応の黒色の幕に交換されている。なお、車体側面の所属標記は「米ハタ」のままで変化はない。
キハ120 317の処遇については、転属なのか一時的な貸し出しかは不明であるが、冬の多客期が終了した後の扱いなど、引き続き動向を注視していきたい車輌である。
●参考記事:【JR西】浜田鉄道部キハ120 317が富山へ回送