松田重彦(大阪府)
18年間にわたりラッピング車輌として親しまれた泉北高速5000系”ハッピーベアル”。
‘17.10.1 南海電気鉄道高野線 天下茶屋
泉北高速鉄道は10月1日、5000系5505編成の”ハッピーベアル”としての運転を終了した。車輌検査の実施に伴うものである。9月20日からは同編成の両先頭部に「ありがとう」ステッカーが掲出されていた。
同編成は、1999(平成11)年6月23日に泉ケ丘駅前に開館した大阪府立大型児童館「ビッグバン」の開館記念と活動支援のため、5000系1編成に同館のマスコットキャラクターである「ベアル」と「メロウ」を図案化したラッピングを施したもので、デザインは漫画家で「ビッグバン」名誉館長でもある松本零士さんが担当した。同館の開館に先駆け、1999(平成11)年5月5日から運行を開始した。その後2009(平成21)年6月21日には、泉北高速鉄道ペイント列車10周年記念イベントにおいて、愛称が”ハッピーベアル”となった。
なお、後継のラッピング車輌である7000系”フロンティア号”が、10月2日から運転されている。同編成は7日に開催予定の「せんぼくトレインフェスタ2017」で、”ハッピーベアル”とともに展示される予定である。