宮島昌之(石川県)
はるばる東北からの団体臨時新幹線が、秋晴れの金沢駅に到着。(民営立体駐車場より許可を得て撮影)
‘16.11.7 北陸新幹線 金沢
翌日復路が発車する金沢駅にて。発車案内表示器の行先は「大宮」と表示。
‘16.11.8 北陸新幹線 金沢
JR東日本とJR西日本では、東北新幹線の仙台から北陸新幹線の金沢の間を乗り換え無しで結ぶ直通の臨時列車を、11月7日から翌8日にかけて1往復運行した。
これは、「美味しさ五ツ星。北陸新幹線キャンペーン」にあわせ、旅行商品専用で企画運行したもので、「びゅうトラベルサービス」や「読売旅行」、「タビックスジャパン」など各社で募集したツアー客が利用した。東北新幹線から北陸新幹線へ跨ぐ営業直通運転は今回が初めてと思われ、途中の大宮駅で進行方向を変えることで乗り入れが可能となった。車輌はJR東日本長野新幹線車両センター所属のE7系が使用され、7日の往路(仙台→金沢間)はF18編成、翌8日の復路(金沢→仙台間)はF9編成で運転された。そのうち金沢駅では「ミス百万石」や「ミス加賀友禅」「加賀友禅大使」らがツアー客の出迎えや、お見送りをしたほか、他の北陸新幹線各停車駅(黒部宇奈月温泉、富山、新高岡)でも、それぞれご当地の特色を生かした歓迎イベントが行われた。
なお、運行管理システムの関係か、往路の東北新幹線区間の各停車駅と復路の北陸新幹線区間の各停車駅の発車案内表示器の行先は、「大宮」と表示がされていた。また、大宮駅の停車中、座席の転換をツアー客自ら行ったとのことである。