宮島昌之(石川県)
学生考案のデザインによる多彩な色使いの外壁。
‘15.1.20 北陸本線 加賀笠間
今や貴重な木造駅舎でも知られる、北陸本線「加賀笠間」の西口駅舎が、昨年12月までに改修された。これは、春の北陸新幹線金沢開業に向けた同駅の活性化策として施工されたものと思われ、元々白系の色で塗られていた外壁を、伝統的な「下見板張り」の横板を活かしながら、カラフルな色使いで煉瓦積みの雰囲気に仕立てたもので、金城大学の学生が考案したデザインとなっている。ちなみに、同駅東口駅舎の外壁も、2012年夏に同大学の学生の手によりペイントされている。この他、室内では出札・改札口より左手にあった壁を取り払い、待合室が設けられたほか、駅前ロータリーの内側に送迎用駐車場や公衆トイレなども整備されている。