宮島昌之(石川県)
一般向けに初公開されたET122形気動車。
‘14.11.1 北陸本線 糸魚川
座席は2列+1列で配置。モケットは「日本海の大海原」をイメージした色。
‘14.11.1 北陸本線 糸魚川
NF08T台車(2エンド側)。外装の車番や社名の英語標記などは個性あるデザインとなっている。
‘14.11.1 北陸本線 糸魚川
来春開業予定の第三セクター「えちごトキめき鉄道」の「日本海ひすいライン」で使用される新造気動車、ET122形の一般向け見学会が、11月1日にJR糸魚川駅構内で開催された。ET122-1が展示され、車内も自由に見学することもできて、地元沿線の親子連れやレイル・ファンなどで賑わった。会場で配布の諸元表などによると、同形は新潟トランシス製、JR西日本所有のキハ122系をベースとした雪国仕様の一般向け車輌で、トンネル区間が多いことから燃料タンクを2重構造にして燃料漏れを防ぐなど安全性を重視している。外装には会社ロゴと「日本海の美しい波」を表現したデザインを施し、車内は転換クロスシート(2列+1列)と一部ロングシート、保安装置は「Ps」を採用している。同形は主に直江津~泊間を走行する予定となっていて、開業までに一般向け6輌とイベント兼用2輌の、あわせて8輌を導入する計画となっている。