宮島昌之(石川県)
北陸新幹線金沢開業に伴う並行在来線経営分離へ向けた動きと思われる。
‘14.8.19 北陸本線 東金沢
先月の7月下旬頃より、北陸本線の金沢~富山間で521系2輌を使用した試運転が頻繁に行われている。これまでの乗務員訓練列車より長期間で運行本数が多く、日中各駅に停車しながら1日当たり2往復している姿が確認できた。これは、今後実施されるものとみられるワンマン運行を前提とした訓練と思われ、先頭車前面の「運行番号表示機」跡の下にあって、普段寝かせてある「ワンマン表示機」(写真左上の白いカバーが掛けられた長方形の機器)が正面に向け起こしてあったり、駅に停車後、運転士が席を立って客室内の確認や料金の収受、ホームの目視と一連の流れを確認するような行動が見られた。車輌は当初G01編成(先頭車間転落防止幌装着済み)が使用されていたが、8月になって以降現在はG02編成(同じく先頭車間転落防止幌装着済み)で実施されている。なお、当該各駅のホームには既に後方確認用ミラーや方面別案内看板の設置、521系乗り入れによるホームの嵩上げなど、ハード面での準備も進んでいる。