宮島昌之(石川県)
“婚活列車”に使用された”サンタ列車”車輌NT212(先頭車輌)。
‘12.12.15 のと鉄道七尾線 能登中島
“花咲くいろはラッピング”NT201と交換する光景も見られた。
‘12.12.15 のと鉄道七尾線 能登中島
2012年12月15日(土)の夕刻に、のと鉄道七尾線で”サンタ列車”車輌を使用した貸切列車が運転された。これは、地元穴水町の団体主催による「婚活パーティ」の企画として、男女の参加者を募り貸切運転したもので、車内では吉本興業「石川県に住みます芸人」の漫才コンビ”ぶんぶんボウル”がナビゲート役を務め、車窓の景色と地元スイーツを楽しみながら、出会いと自己PRの場が設けられた。
編成は、穴水方より”のとりあーなラッピング”NT213+”サンタ列車”NT212の2輌編成。運転区間は穴水―田鶴浜間で往復したものとみられ(能登中島駅で往路の列車を撮影後、僅か30分程で復路の列車が同駅に戻ってきたため)、田鶴浜駅折り返しという普段の運行ではありえない、とても珍しい臨時運転となったようだ。田鶴浜駅1番下り線は穴水方および七尾方双方から進入できるため、このような運転が可能になったものと思われる。
今回、団体臨時列車に使用された”サンタ列車”車輌NT212には、車内の窓の周囲や天井付近などにクリスマスデコレーション、靴下などの飾り、LEDによる電飾などが施されていた。
また昨年のようなオリジナルヘッドマークの掲出は無かったものの、運転助士席側の窓には大きなクリスマスリースが飾られていた。
”サンタ列車”車輌は毎年好評のようで、今年は昨年より5日ほど早く運行が始まり、地元新聞報道によると、今後12月24日(月)まで運行の予定で、期間中普通列車に逐次投入されるほか、これまでも地元の園児を乗せた臨時”サンタ列車”を運行していたことから、今年も同様の団体臨時列車を運転するものとみられる。
さらに同じクリスマス企画として、今年も地元穴水町の医療施設の協力を受け、同線の乙ヶ崎トンネル(穴水―能登鹿島間)の中に、車内から見て楽しめるイルミネーションが設置されていて、のと鉄道の公式サイトによると12月7日(金)から24日(月)の昼12時から17時まで点灯を行なっているとのこと。
(C)「2012 花いろ旅館組合」