宮島昌之(石川県)
あって当たり前と思いがちな「高岡色」。しかし数は確実に減りつつある。‘12.11.9 北陸本線 東金沢―森本(敷地外公道より撮影)
11月9日(金)に、城端線と氷見線向けの気動車である富山地域鉄道部富山運転センター所属のキハ47 1091+キハ40 2092の2輌編成が、富山方面へ走行しているのを東金沢―森本間で確認した。
キハ47 1091の足回りが塗り直され綺麗であったことや、車体の塗装が「高岡色」を保っていたことから、金沢総合車両所松任本所で重要部検査を受けて出場したものとみられる。さらに同車輌の運転台が福井方にあることから、試運転は昨日までに松任―南福井(福井運転センター)間で行なわれ、その後高岡へ返却のためキハ40 2092が伴車として南福井(福井運転センター)へ迎えに行っていたものとみられる。
既報の通り同所属のキハ40系は、全般検査による朱色塗装やラッピング車登場などで、徐々にではあるが「高岡色」の車輌が減少している。今年度までにさらにキハ47形2輌がラッピングされる予定とも報道されている。
松任より南、福井方面に同所属のキハ40系が入線するのは、今回のような検査明けの試運転で見られるが、運転台が福井方にあるキハ47形及び返却のために迎えに行くキハ40形といった走行も年に数回あるかどうか機会が限られるため、今後同区間で「高岡色」の車輌が走行する姿はとても貴重な光景となりそうだ。
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