宮島昌之(石川県)
ホーム側の外壁とトタン屋根を支える柱や梁が綺麗に塗り直された。
‘12.6.3 のと鉄道七尾線 西岸
トタン屋根は新しいものに張り替えられたほか、七尾方の外壁も補修されている。
‘12.6.3 のと鉄道七尾線 西岸
西岸駅舎の「建物財産標」。今年の8月27日で開業80周年の”傘寿”を迎える。
‘12.6.3 のと鉄道七尾線 西岸
先月末までの運行予定であった”のとりあーな”ラッピング。延長が決まったのか、6月3日現在も運転中。
‘12.6.3 のと鉄道七尾線 西岸
アニメ”花咲くいろは”に登場する「湯乃鷺駅」のモデルであり、貴重な木造駅舎のひとつ、のと鉄道七尾線西岸駅で、先日補修工事が行なわれた。6月3日(日)に確認したところ、ホーム側の外壁やトタン屋根を支える柱や梁は以前と同じ緑系や白の色で塗り直されたほか、トタン屋根は白色のトタンに張り替えられており、七尾方の外壁の一部も板材で補修されていた。このほかトイレの設備も新しいものになっている。
なお、国道側など下見板張りの外壁はそのままで、長年風雨雪に耐えた痕跡を今も目にすることができる。
今年の8月27日で同駅(駅舎)は、国鉄より開業日から数えて80周年を迎えることから、今回の補修はその節目に合わせての”お色直し”の意味合いもあるものと考えられる。
続いて、ラッピング列車の現況についてだが、先月末までの運行予定であった”のとりあーなラッピング列車”(NT213)は、6月3日(日)現在も運行が続いている。運転延長が決まったのかは不明だが、先般の”のとドン号”のように、事前発表なく終了する可能性もあることから、乗車や撮影の機会があれば逃さないようにしたいものである。
”花咲くいろはラッピング列車”(NT201)は、湯乃鷺駅名標とともに先月期間延長(当分の間)が発表され、のと鉄道の公式ホームページには、6月分の運行予定が掲載されている。また、”永井豪キャラクターラッピング列車”(NT211)はラッピングに変化がみられ、運転台側面に白字で”永井豪記念館”の文字が新たに追加されている。